おはようございます、けんぞうです。
先日の投稿で「仕事と自分を切り離そう!」なんて話をしたのですが、今日はその延長で「お先に失礼しますが、言えない問題」について考えてみます。
お先に失礼します、が言えない問題がなぜ生じるのか
- 上司がまだ仕事をしている。
- 同期も残業して頑張っている。
という中で「自分だけ帰るのは、ちょっと…」という悩みはあるあるかと思います。
僕の周りでもこの考え方を持っている人は、よく見かけます。
僕も入社して最初の頃、周りが残って仕事をしているのを見て、「あれ、もう定時だよな…帰っていいのかな…?」と戸惑い、先送りした経験があります。
この問題がなぜ生じるのかを考えてみた結果、
- 「課題の分離」ができていなこと
- 感情を論理で克服できていないこと
だと結論づけました。
上司の課題、自分の課題を分離する
「課題の分離」とはアドラーの『嫌われる勇気』という書籍に登場する言葉です。
簡単にいうと、
「他人の行動は究極的には自分に影響し得ない」
という意味です。
お先に失礼しますが言えない人は、課題の分離ができていない人の典型かと思います。
つまり、
- 上司や同期が残業している
- 自分の行動はそういった状況に影響され、コントロールされる
- なので、自分は先に帰ることができない
しかしよくよく考えてみると、上司や同期の行動が「自分の意思決定や行動」をコントロールするということはあり得ません。
まずは、この「課題の分離」の考え方を論理として理解しておくことが非常に重要です。
その上で、実は影響を受けているのは、自分の「行動」ではなく「感情」であると認識します。
感情を論理で克服する。
課題の分離の論理を理解できたとしても、それでもなかなか帰りづらいということもあると思います。
「先に帰った翌日、上司や同期にどう思われるか」が心配といった感情だと思います。
個人的な意見ですが、感情に支配されているうちは一生自分の行動を変えることはできませんし、そのせいで人生は大幅に停滞します。
感情は論理的思考を持って、自ら支配する必要があります。
僕は自分の感情を乗り越える為に、以下のように考えていました。
- 人の集中力は1日4時間、週3〜4日がMAXで8時間を超えて労働するのは無理ゲーである
- 早く帰って十分な睡眠をとり、翌日朝少し早めから仕事をスタートした方が、全体の生産性は高い
- 上司・同期が残って仕事することは、自分には全く関係がないことだ
つまり、帰ってよいと結論づけるようにしていました。
まとめ
課題に分離をすることは、人に自分の人生を振り回されないために重要ですが、これは自分→他人に対しても同じです。
自分が他人の行動を変える決定権など持っていない、と認識しておくと
- あの人は、いつも〇〇だ!
- あの人は、いつも△△してくれない!
のような愚痴がどれほど愚かであるかが分かり、他人に対して親切になれるかと思います。
今日も、自分がコントロールできることを淡々とやるのみです。
参考書籍