大企業とスタートアップの正社員を1年以内に両方経験したので、比較を書きます。

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従業員数千名の大企業から、従業員10数名のスタートアップに転職して、ちょうど1ヶ月が経ちました。今回は僕の経験をもとに大企業とスタートアップそれぞれの給与の話、業務内容、働く環境などについてを簡単にまとめてみようと思います。

 

この記事を書いた人

けんぞう
エンジニア

プログラミングを独学し、実務未経験からWebサービス自社開発企業へ転職した人。プログラミング独学の方法や、転職活動に関する情報を発信しています。

 

給与:大幅ダウン

スタートアップ給与事情説明イメージ

まずは給与の話ですが、大企業にいた頃と比較して大幅にダウンしました。給与がダウンした理由は、主に以下の3つが理由です。

  • 理由①:未経験職種にチャレンジしたこと
  • 理由②:会社自体がアーリーステージであること
  • 理由③:前職がソフトウェアベンダーで新卒でも給与が高かったこと

僕の場合、前職のギャップが大きいため、生活に与えている影響は体感的に大きいです。生活コストは意識的に下げる工夫が必要になりました。

未経験職種にチャレンジすると年収は減る

僕に限らず、未経験から新しい職種にチャレンジする際、年収が下がると考えておいた方が良いでしょう。実務未経験だとポテンシャル採用ですし、特にスタートアップだと会社の資金的な問題もあります。

またこれは実際に僕が経験したことですが、前職でそこそこの額をもらっている場合、その額で計算された税金がかかりますから、しっかりと貯金した上で転職されることをおすすめします。

副業を頑張るよりも、生活コストを落とす方がラク。

未経験から新しい職種にチャレンジしている場合には、その仕事でまず成果を出すことに専念すべきです。なので、いきなり「副業を頑張ろう」と考えるより、「まずは生活コストを落とそう」と考える方が得策です。

僕含め多くの庶民にとっては、100円を稼ぐより100円節約する方が簡単です。節約術に関しては「ノマド的節約術」というブログが参考になります。

大企業との比較:裁量の大きさとトレードオフ

大企業とスタートアップ両方を経験した身として感じるのは、「年収」と「裁量の大きさ」はトレードオフの関係にあるのかなということです。

  • 大企業:給与は良いが、裁量が小さい
  • スタートアップ:給与は低いが、裁量が大きい

僕は20代前半で特に背負うものもなかったので、色々とチャレンジできる環境でスキルと実績を積もうと思って、スタートアップを選びました。


仕事内容:開発とSEO

スタートアップ開発イメージ

現在僕が取り組んでいるタスクは、開発業務とSEO対策周りです。それぞれについて、具体的に書きます。

開発:未経験転職でもがっつり任せてもらえる

入社1週目は、僕が未経験から入ったという背景を先輩が配慮して下さって、細かいUIの修正などのタスクから始めました。

そこから少しずつ、検索ロジックの実装など難易度が少し高くなるタスクも振ってくださり、入社3週目からはマルッと一機能の実装を任せてもらいました。CMSを既存サービスに実装する感じです。機能はすでにリリースされていて、実装体験は最高にエキサイティングでした。

ここまで大きい裁量で仕事を任せてもらえる点は、スタートアップで開発業務に携わるメリットと言えます。「コードを書かせてもらえるか」は未経験転職の際の懸念だと思いますが、スタートアップだとその心配はあまり必要ないかもしれません。

SEO:担当として手探りで進めています

SEOに関しては、担当としてマルッと任されています。人数が少ないので、一人が複数の種類のタスクを持っているのは、僕に限らずです。

SEO対策と言っても、まだまだこれからで、現時点では内部の最適化みたいなことをやっています。知見が溜まり次第記事を書こうと思います。

大企業との比較:裁量の大きさ

月並みですが、大企業とスタートアップの違いは「裁量の大きさ」です。大企業にいたころは、パワポの修正とかやってましたからね… それと比較して、スタートアップでは初月からシステムの基幹部分を触れたりできます。

裁量の大きさは「プレッシャーの大きさ」も同時に伴います。その機能をリリースできるかどうかが会社に与えるインパクトは非常に大きいため、プレッシャーも相当大きいものになります。




働く環境:比較的自由

スタートアップワークスタイルイメージ

Web系なので、比較的自由で働きやすい環境です。

勤怠:ゆったりと自由

  • 出社は1011時の間でOK
  • 前日にSlackを投げたらリモートもOK

個人的には、出社時間が遅めなのが嬉しいです。遅い時だと9時半くらいまで寝て、出社しています笑

機能開発に関してはもちろんリリース期日は決まっていますが、そこまでにどう進めるかは自己決定できるので、少なくとも現時点では無理に残業を強いられたりは一度も経験していません。

リモートワークは数回試しましたが、やることが具体的に決まっている場合に限って生産性が高まるな、という感想でした。

人間関係:比較的良好

僕の観測範囲内では、人間関係は良好です。飲み会も任意の参加ですし、上下関係とかもあまり関係なく、意見したりできるので、働きやすいです。

特にエンジニアの先輩がすごく良い人で、救われました。

未経験からエンジニアになる人にとって、社内での相談しやすさ・質問しやすさの心理的安全性は非常に重要です。転職活動中の方などは、その辺を意識的にチェックしておくと良いかと思います。

ただ、これはうちの会社に限らずですが、スタートアップは人数が少ないので、その中で人間関係をミスると致命的に仕事がしづらくなるかと思います。(もちろんこれは大企業でもあり得ますが、スタートアップだとより顕著だと思います。)

モチベーション:お金じゃない

大企業に居た頃よりもかなりモチベーション高く働いています。理由は以下の2つです。

  • 仕事のコントロール感:働く時間、仕事の進め方などを自分で決定して進められる
  • 心理的安全性:分からない時に先輩に質問でき、素早いフィードバックを得られる

不思議なことに給与の少なさは、モチベーションにさほどネガティブに影響しません。これは僕個人に限らずの話で、ダニエル・ピンクのTED動画「やる気に関する驚きの科学」でも語られています。

大企業との比較:自由だけど成果にシビア

従業員数千名の大企業だと、正直仕事を多少サボっていてもバレなかったりします。成果が出てなくても、会社に居づらくなることもないです。

スタートアップはその点、成果にはシビアです。自由さに浸かってしまって、何の成果も出せないでいると、会社に居づらくなってしまうでしょう。これは学生の頃インターンをしていたスタートアップでも、そういうことはありました。

自由なワークスタイルは、しっかりとアウトプットが出せることが前提条件になるわけです。




最後に:東京フリーランスで喋りました

独学の話などをインタビューしてもらいました。興味がある方は、どうぞ。